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  • 執筆者の写真chiba-psa

千葉パラセーリングチャレンジ(身体障害)


2016年6月18日

この日と翌19日は、千葉パラセーリングチャレンジ(身体障害)が行なわれました。

身体障害を持った方をメインにヨットに親しもうと言うイベントです。

18日はその準備をしました。

最初に、ヨットハーバー2階会議室に集まり、Hさんから現在のスポーツ業界の状況やインテグリティに関するお話がありました。ポスターも作られていました。

その後マーチン3艇の水抜きなど整備をしました。

で、せっかく船を出したのだからという事で、3艇の内2艇で海に出る事になり、Nさんと僕が出る事にしました。僕はYさんを後ろに乗せて。

久々にマーチンの艤装をしたので思い出しつつ艤装していきましたが、最後の最後でコントロールシートが1つ余りました。これは何のシートか?と思いつつ、操船には問題なさそうだったのでそのまま出ました(笑)。のちに気がつきましたが、カニンガムを付け忘れていたようです。

Nさんはジェネカーの準備があるので僕とYさんは先に出航。かなり風の弱い日でした。

水路を出るまでは、それでも進めるだけの風が吹いてたのですが、水門を出た途端風が止んでしまいました。

舵が思うように効かず潮に流されているような感覚です。このままでは座礁しちゃうなぁと心配になったので、Yさんと共に、なんとパドリングです。

沖に上っていく間に風も徐々に吹いてきました。

後からNさんも追いついてきたので、レース形式で走ってみようという事に。

僕は全然レースの事は分からないので、セールのトリムもままならず、1分近いハンデをもらいながら、3回中2回はコテンパンに追い抜かれました。

その後風が上がったせいでしょうか、ヒールも急になってきてスピードも出るようになりました。

いい時間になったのでハーバーへ帰りました。

この日はマーチンを船台に乗せるのに酷く苦労しました。まぁ乗らないこと乗らないこと。

天気もカンカンの日差しの晴れでしたので、みなさん豪快に日焼けしていました。

夜は、各地から主要人物が集合しまして、懇親会を行いました。

2016年6月19日

二日目です。

この日も朝会議室に集合し、コンプライアンスの話などを聞きました。

天候は曇り、風は微風でした。

初日はお弁当を持参するように言われていて、ロビーのおばちゃんの所で買おうと思ってたのですが、時間が遅くなったので売り切れでした。だから今日はパンを買ってきたのですが、今日はHさんが希望者にはお弁当代理で買っておきますよって事でした。パン買ってくるんじゃなかった(笑)。

船を艤装します。

今日は車椅子のYさんとOさんと、なんと僕も出る事になりました。僕の後ろには同姓のYさんが乗ってくれます。

この日も最初風が全然弱いのと、僕が風をうまく捕まえて推進力に変えられないでいて、水門付近でほとんど上る事ができず、行ったり来たりしていました。

Oさんランニング

その間にYさんとOさんはスイスイ沖へ行ってしまいました。

まぁ、やっと追いついた頃には海域ブイを使ってレースを始めている所でした。

僕は事前に、「ヨットに乗っている写真を撮っておいて」と言われていたので、必死こいて撮影しました。ティラー、ジブシート、メインシートの3つを操作するだけでもヒーヒーなのに、そこに撮影が加わると、もう自艇がどこに進もうとしているのか分からないまま撮影していましたね。

レースが始まると、いい風が吹いていました。4m/sくらいですかね。やはり、トリムがあってないのとティラー操作が下手なので全然追いつけません。と言うか、離されていきます。

結局上マーク(ブイ)を回るのを諦めて先行する2艇を追う事にしました。

下マークに戻った時に一旦撮影タイム。うねる波に船がささ舟のように漂いながら撮影です。

で、ここから風が上がりました。僕にはいきなり上がったように感じました。

さっきまで多少の余裕はあったのですが、そうですね、だいたい7〜8m/sくらいになったのでしょうか。ヒールはきついし波をガシガシ被るし舵は持っていかれるし、もう必死でした。

先行するOさんはトリムを落としているのか、なんか追いつけそうな雰囲気。

後ろに乗っていたYさんが細かく指示を出してくれるのですが、僕はもうテンパっちゃって何がなんだか分かりません。「まっすぐ走って」と言われましても、うねる波に舵を取られてまっすぐ走れないんですけど(泣)。しかも「右」って言われて左に舵切るし(涙)。

結局Oさんには追いつけませんでした。

Oさんマーク回航

それで今日は十分走ったので、ハーバーに帰ろうと言う事になりました。

帰りはフリーなのですが、風が強いんですね。普通フリーを走るときは無風で暑いのですが、このときは風を感じました。完全にランニングではなく、少し風上に向いていたのかな。

帰ってくるとポンツーンが満員でした。それもそのはず、片方のポンツーンは壊れていて長い間使用禁止になっているので、みんな1つのポンツーンに集まってくるのです。

早く修理してほしいです。車椅子で乗り込める方のポンツーンが壊れているから、障害者差別的な意味でも早く直さないとダメな気がします。

この二日でヨット操船についてたくさん学びました。

タッキングする際は速度が必要だとか、クローズホールドはテルテールを見ながら、ジブを引きすぎないようにするとか。着艇する時に行き足が足りず届かなかったら、やり直すかパドリングするしかないよって事も聞きました(笑)

次回の千葉パラセーリングチャレンジ(精神障害)は7月17日(日)です。今度は本当に出番かな。

お疲れ様でした。


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